映画「花とアリス殺人事件」感想

花とアリス殺人事件
「花とアリス殺人事件」を新宿バルト9で見てきた。早めに予約してベスポジで。やっぱり気になる作品は映画館で見るべきだ。

花とアリスは昔から好きで好きで好きで、未だに作業中にバックグラウンドビデオとしてひたすら流してる。岩井俊二作品ではベストだね。やっぱり四月物語とか花とアリスみたいな爽やか系が好き。暗めの作品は1度見たらお腹いっぱい。

花とアリスの友情の始まり

「花とアリス殺人事件」はアリスがメインで動いてる感じ。途中で花と一緒に動き出して「花とアリス」での二人の友情が徐々にできていくところが良い。なるほど、こうやって出会い、友達になったのかって感じ。しっかり見せ場もあってギャグも冴えてる。花とアリスが色々な街を探検して、既視感のある街の風景のなかを駆けていくのが爽快。アニメになっても相変わらず風景が超絶綺麗なのは凄い。どんだけ背景に力をつぎ込んだのか。これだけ背景を頑張ったなら人物の動きがカクカクでもまぁ許そう。人物に関していえば普通のアニメの半分以下のコマ数ではないだろうか。

知らない街での迷子感

岩井監督がなんかのインタビューで言ってた「迷子」とか「知らない街」の感覚が上手く出てていい。アリスが転校生なのもよく効いてる。見たことあるような景色だけど知らない街を探検していくドキドキする感覚が伝わってくる。どこにでもあるような風景をこれだけ魅力的に描けるのはさすが岩井監督だ。

繊細な花が愛おしい

花は思った以上に突っ走るキャラだった。思い込みが激しいというか、狂気的というか。でも人を殺しちゃったかもという心配で不登校になっちゃう繊細さは中学生っぽくて共感できる。誰でも中学生のころって世界が狭くて悲観的だったよね。これ見てから「花とアリス」見るとキャラに深みが出るだろうな。

豊富な小ネタ

カルトキャラの陸奥睦美はどう見ても「love letter」の及川早苗だ。帰ってから調べたら声優は鈴木蘭々だから確信的だ。良いキャラすぎる。
あとは黒澤明の「生きる」のオマージュが入ってるらしい。恥ずかしながら黒澤明は見たことない・・・。モノクロ映画はなかなか手が出なくて。いつか見よう。
10年以上経ってから「花とアリス」の世界が広がると思ってなかったから感慨深い。ビックリするくらい退屈な「マンガ版 花とアリス」の事があるからどうなるかと思ったが、しっかりと岩井作品になってたから安心した。DVDが出たら何度も見返そう。

評価☆☆☆☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です